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亀に刺身をあげると栄養失調に!チアミン欠乏症に注意!

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◇登録日
2020年7月17日
まゆみん
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マグロやエビなどの魚介類や刺身は、クサガメ・イシガメ・ミシシッピアカミミガメなどの亀たちの大好物!

喜んで食べますが、気をつけないと「チアミン欠乏症」という栄養失調の原因に。あまり知られていませんが、以下の点に注意してください。




■よく食べるのに痩せている


普段から、マグロ・エビ・イカ・タコ・貝類などの魚介類をよく食べており、以下の症状が当てはまるときはチアミン欠乏症の可能性があります。


・餌食いが良いのに痩せている
・前よりも痩せた気がする
・目が落ちくぼんでいる
・体がなかなか成長しない
・成長が遅い、遅れている




■刺身を与えてはダメな理由



・刺身(切り身)は栄養素が少ない!

魚の栄養素は、おもに内蔵・頭・骨に含まれます。刺身の切り身部分は、亀にとって必要なビタミンA・B・カルシウムが含まれていません。

・チアミナーゼが栄養素を破壊!
マグロなどの魚介類は、一度冷凍されると「チアミナーゼ」という物質を生成。チアミナーゼは、チアミン(ビタミンB1)を破壊する性質があり、亀にとって必要な栄養を破壊します。


刺身や切り身を頻繁に与えられている亀は、これらが原因で チアミン欠乏症(栄養失調)になりやすいです。また、ハーダー氏腺炎にもかかりやすくなります!




■刺身は湯通しして与える


「亀に刺身や魚介類を与えてはダメなの!?」と思ってしまいますが、以下の対策があります。


・刺身は湯通ししてから与える
冷凍した魚介類に含まれるチアミナーゼは、煮ると壊れる特性があります。亀に刺身や魚介類を与えるときは、火を通してから与えるようにします。

・ビタミン剤を使って栄養補給
亀や爬虫類用のビタミン剤で「テトラレプチゾル」という液体ビタミン液があり、これで栄養補給ができます。餌に2滴ほどつけて与えるのが目安。

・魚介類は週1ほどにしておく
マグロやエビなどの魚介類は、栄養バランスの偏りや拒食を防ぐため、湯通ししたものを週1ほどにとどめておきましょう。



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