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第2期名人戦〜1940(昭和15)年〜

◇評価 30ポイント
◇閲覧回数 7,075
◇登録日
2014年12月13日
☆熊の衝撃☆
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【 第2期 名人 木 村 義 雄 】※通算2期


★第2期リーグ、坂田三吉参戦!

第2期の挑戦者はリーグ戦の優勝者と決められた。
その上で名人と七番勝負を行いその勝者を名人とすることになった。

リーグ戦の参加者は、7人の八段と、七段戦優勝の渡辺東一七段、
そして、段位を離れていたもものの、作家である菊池寛氏の仲介もあって
大阪の坂田三吉氏が八段格として新たに参加し、総勢9名となった。


★土居八段、13戦全勝で挑戦者に!

リーグ戦は第1次戦と第2次戦の2回に分けて
昭和13年5月から昭和15年5月にわたって実施された。

2年間にもわたるリーグ戦を制したのは、
木村義雄名人の兄弟子である土居市太郎八段。
1次戦で8連勝、第2次戦で5連勝、
通算13連勝のぶっちぎりで優勝して名人への挑戦権を獲得した。

【第2期(1939年度)名人挑戦者決定八段リーグ】
持ち時間:各13時間(2日制)

■第一次戦
土居市太郎八段 8勝 0敗
金 易二郎八段 4勝 4敗
花田長太郎八段 1勝 7敗(2勝未満で失格)
金子金五郎八段 5勝 3敗
神田辰之助八段 4勝 4敗
萩原  淳八段 6勝 2敗
斎藤銀次郎八段 4勝 4敗
坂田 三吉八段格2勝 6敗
渡辺 東一七段 2勝 6敗

※2勝未満失格


■第二次戦
土居市太郎八段 5勝 0敗 ⇒ 総合13勝 0敗(挑戦権獲得)
金 易二郎八段 1勝 6敗 ⇒ 総合 5勝10敗
花田長太郎八段  失  格 ⇒ 総合 1勝 7敗
金子金五郎八段 1勝 4敗 ⇒ 総合 6勝 7敗
神田辰之助八段 4勝 3敗 ⇒ 総合 8勝 7敗
萩原  淳八段 3勝 2敗 ⇒ 総合 9勝 4敗
斎藤銀次郎八段 2勝 4敗 ⇒ 総合 6勝 8敗
坂田 三吉八段格5勝 2敗 ⇒ 総合 7勝 8敗
渡辺 東一七段 3勝 3敗 ⇒ 総合 5勝 9敗


★木村名人防衛!

昭和15年といえば、神武天皇即位に発した皇紀紀元2600年の記念年で、
名人戦も厳粛な指し初め式が行われたとのこと。

4月28日、第一局は先手土居八段の初手▲7六歩に対し、
後手の木村名人が△8四歩の2手だけで指し掛け、
3手目は3日後の5月1日に再開された。

終局は5月3日。
154手で木村名人が先勝し、
この勝負は大接戦の末4勝1敗で木村名人が初防衛をした。

【第2期(1939年度)名人戦七番勝負】
名人 木村義雄―挑戦者・八段 土居市太郎

持ち時間:各15時間(3日制)

名人戦 木村名人 ― 土居八段 
第一局     ○―●(先手)4/28、5/1、2、3 東京「将棋大成会」
第二局 (先手)○―●    5/11、12、13 兵庫「宝塚松涼庵」
第三局     千日手(先手)5/21、22 福岡「延寿館」
指し直し    千日手(先手)6/3、4 東京「将棋大成会」
指し直し    ●―○(先手)6/25、26、27 北海道定山渓温泉「定山園ホテル」
第四局 (先手)○―●    7/11、12、13 東京「将棋大成会」
第五局     ○―●(先手)7/23、24、25 東京「将棋大成会」





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