亀の冬眠に使う、落ち葉についてです。
落ち葉を入れる理由、使う葉の種類、アク抜きのしかた、落ち葉の代用品 など、よくある疑問をまとめです。
■冬眠の落ち葉って必要?
野生の亀たちは、水底に溜まった泥や落ち葉に潜って冬眠します。落ち葉は「絶対に必要」というわけではありませんが、以下の効果もあります。必要に応じて、入れてあげましょう。
■落ち葉を入れる理由は?
【1】目隠しして身を隠す
亀は、暗くて体に何か触れている状態を本能的に好みます。落ち葉があると、安心して冬眠に入れます。
【2】溺死防止のための足場
亀がひっくり返ると、水かさが浅いと起き上がれず溺死することがあります。落ち葉が足場になります。
【3】亀の皮膚病を予防
落ち葉に含まれる「タンニン」には
抗酸化作用・抗菌・免疫力アップの効果があり、亀の皮膚病を予防。
【4】甲羅や体がキレイに
落ち葉に含まれるタンニンやバクテリアの作用で、冬眠中の亀の甲羅と皮膚がキレイになります。
■落ち葉を用意する方法
落ち葉の種類に決まりはありませんが、野生の亀の生息環境に近くなるよう日本に自生する広葉樹の葉が良いとされています。
亀の冬眠に使う落ち葉は、
サクラ、ブナ、カシ、コナラなど。日本に自生している種類の木の葉がおすすめ。
自然公園や施設などの、階段や道端に落ちているものを持ち帰ります。
持ち帰った落ち葉は、バケツなどの容器で
2〜3週間水に浸してアク抜き。2日おきくらいに水を換えます。
こんな感じになりました、完成!
亀の冬眠までの間、このまま新鮮な水にさらしておきます。
■落ち葉の代用品になるもの
天然の落ち葉は、犬のおしっこやダニの心配があったりしますよね。そんな時におすすめな代用品です。
1、ミズゴケ
落ち葉のようなタンニンの効果はありませんが、亀の目隠しや身を隠すものとして使えます。煮沸消毒して水槽へ入れます。
2、カブトクワガタ用の落ち葉
カブトクワガタ用で売られている落ち葉は、添加剤・ダニ・害虫がいなくてもっとも安全でおすすめ。こちらを1週間ほどアク抜きすると良いです。→
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■長年慣れた方法が良い
20年以上亀を冬眠させていますが、
ミズゴケ、落ち葉あり、何もなし どの方法でも冬眠できました。
皆さんに話を聞くと、落ち葉を使う派と使わない派で半々ほどの割合です。亀が一番慣れた方法での冬越しがベストだと思います!
(2022年12月2日 改訂)
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