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イギリスにまだまだ残るヤードポンド法

◇評価 10ポイント
◇閲覧回数 16,026
◇登録日
2008年10月11日
Seaview
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道場主

Lv.48

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度量衡に関しては、世界的にメートル法(国際単位系:SI)に
統一されつつありますが、アメリカのように未だにヤードポンド法を
使うなど国があるのが実情です。

同じくヤードポンド法を使っているのがイギリスですが、
こちらはEUに加盟した関係もあって、メートル法でも表記されています。
ただし、実際には「混在」状態となっており、
欧州委員会もそれを追認する形になっています。

重さや容量に関しては、完全に表示は
メートル法に切り替わっています。
精肉や野菜はグラムでの表示ですし、
牛乳などはml(ミリリットル)の表示です。

ところが、よく見てみるとおもしろいことに気付きます。
その典型的な例が牛乳です。

日本では1l(1リットル)や500ml(500ミリリットル)の
紙パックに入っていることが多い牛乳も、
イギリスでは568ml入りか、1136ml入りの容器で売られているのです。
実は568mlのことをイギリスでは「1パイント」(1pint)と呼ぶのです!
このため、牛乳も1パイント入りと2パイント入りがあるのです。

パイントは牛乳の他にもビールでも使われ、
パブなどでビールを頼む時も
「Can I have a pint of Stella Artois please.」
(ステラアルトワを1パイントください)
「Could I have half pint of London pride please.」
(ロンドンプライド【写真左の右端】を半パイント【写真右】お願いします)
といった具合になります。

ちなみに1パイントは日本でいう中ジョッキよりやや多めの量なので、
ビールの味を確認してから飲みたい場合は
半パイントが無難でしょう。

重さについても同様のことが言えます。
詳細は過去ネタ「クォーターパウンダーってなんだろう?」を参照してください。

もうひとつは距離と速度です。
イギリスの道路を見ると、キロメートルの表示は一切なく、
すべてマイル(mile)とヤード(yard)となります。
例えば標識で「10m」と表示があれば、
これは10マイル(約16キロ)を意味するのです!
その関係で自動車の速度計も「時速○○マイル」の表示になります。

なおイギリスのクルマもヨーロッパ中を走る現在では、
大陸のメートル法にも対応できるよう、
速度計には時速○○キロの表示も併記されています。
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