日本の学校や企業などの始業・終業のチャイムは、
「♪キーン、コーン、カーン、コーン・・・」と鳴りますよね。
この当たり前に聞こえてくるこのメロディ、
実はロンドンの象徴のひとつ・ビッグベンの鐘の音と同じものなのです。
ビッグベンの名前で知られるこの時計塔は、
現在は国会議事堂として使われている
ウエストミンスター宮殿に附属したものです。
したがって、地下鉄の最寄り駅は当然のことながら
ウエストミンスター駅となります。
話を元に戻して、このビッグベンのチャイムの鳴り方は
少々面白くなっています。
一般的に鐘は1時間ごとに鳴るものと思われがちですが、
ビッグベンの場合は15分ごとになるのです。
そして鳴り方も異なります。
それでは具体的に解説しましょう!
<15分の時>
♪キーン、コーン、カーン、コーン。(これでおしまい)
<30分の時>
♪キーン、コーン、カーン、コーン、
キーン、コーン、カーン、コーン。
<45分の時>
♪キーン、コーン、カーン、コーン、
キーン、コーン、カーン、コーン、
キーン、コーン、カーン、コーン。
<毎正時(ここでは午後5時の場合)>
♪キーン、コーン、カーン、コーン、
キーン、コーン、カーン、コーン、
キーン、コーン、カーン、コーン、
キーン、コーン、カーン、コーン、
ゴーン、ゴーン、ゴーン、ゴーン、ゴーン。
ここでお分かりのとおり、
毎正時のみに鳴る「ゴーン」という低めの鐘の音の数で、
今何時が分かるようになっています。
ビッグベンを訪ねたら、見るだけでなく音も楽しみましょう!
※ご注意
ビッグベンは改修工事のため、2017年8月21日正午(グリニッジ標準時)をもって停止しました。
現在のところ、再開は2021年の見込みになっています。