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シェンゲン協定加盟国での滞在期間について 後編

◇評価 20ポイント
◇閲覧回数 18,254
◇登録日
2008年4月18日
Seaview
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Lv.48

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このネタは前編から連続していますので、かならずセットでお読みください。

シェンゲン協定加盟国では、各種ルールがひとつの国として
みなされる場合が多いので注意が必要です。

まず滞在期間ですが、ビザなしでは90日間の滞在ができます。
もし、90日間滞在した場合、その後90日間はシェンゲンエリアには入国できません。
これは180日間の間に90日間滞在できるというルールがあるためです。

このため、フランスに60日間滞在した後で続けてドイツへ行った場合
別の国にもかかわらずドイツでは30日間しか滞在できないので注意が必要です。
また、ベルギーに30日間滞在した後、一旦日本に帰国し、40日後にスペインを訪ねた場合、
そのスペインには60日間しか滞在できないことになります。

ややこしいのは、オーストリアです。
オーストリアには日本との査証免除条約によって
6ヶ月までビザなしで滞在することができます。
しかし、これはシェンゲン協定締結以前から
存在するルールなので、直接の関係はありません。
このため、オーストリアでビザなしで6ヶ月滞在する場合は、
日本から直行便でウィーンに行って入国することをお勧めします。
(ロンドン同日乗継でウィーン入りする場合やソウル乗継でウィーンに入る場合も可)
他のシェンゲン諸国で入国してからそのままオーストリアに移動した場合、
オーストリア入国の証拠が残らないので注意が必要です。

ヨーロッパに単なる旅行で訪問する場合は、
滞在期間が短いことが多いので、まず問題になりませんが、
1ヶ月を超える滞在を考えている場合は十分に注意してください。

ヨーロッパでの生活にあこがれて、安易な気持ちで長期に滞在すると
いろいろな点で違反(例えば現地でバイトをすることなど)を起こしやすくなります。
出入国関連で一度摘発されると、前科がついてしまうので、
次回以降は自由に旅行できなくなる危険性が高くなります。
また、将来ビザの発給が受けられないこともあります。

くどいようですが、出入国関連は法律が厳密に適用されることなので、
それに違反するような行為は絶対にしないでください。
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