
普通、入国スタンプはその国に着いたときに
入国審査官に押してもらうものなので、
イギリスならヒースローとかガトウィック、マンチェスターといった
イギリスの空港や港などの名前が入ります。

ところが、えっ!と思われるかもしれませんが、
パリでイギリスの入国スタンプが押される場合があるのです!
もちろん入国都市はパリになるのです!
これはユーロスターでドーバー海峡を渡る場合に起こります。
というのも、ユーロスターでは乗車駅で出国審査と相手国の入国審査を
続けて行なうために、このようなことが起こるのです。
それでは、パリ北駅でのユーロスターへの乗車の流れを見てみましょう。
1.きっぷを買う(ネット予約の場合は機械できっぷを受け取る)
2.改札を通る
3.フランスの出国審査を受ける
4.イギリスの入国審査を受ける
5.待合室で待つ
6.列車の準備ができたら乗車する
・・・こんな感じなのです。
では逆はどうでしょうか?
イギリスからの場合は、通常は出国審査はありません。
フランスの入国審査はあるため、フランスの入国スタンプは
当然のことながらロンドンとなります。
但し、ここはやはりフランスで、英語のLondonではなく、
フランス語のLondres(ロンドレ)になるのです!!
(詳細は別ネタ
「陸海空そろったシェンゲン共通出入国スタンプ」を参照)

なお、かつてのユーロスターにおける、スタンプのイギリス入国地点名は、
CHANNEL TUNNEL(チャネルトンネル)になっていました。(写真右)
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