イギリス人レースドライバー、ジム・クラーク。
ツーリングカーレースでコーリン・チャップマン(ロータス創始者)に
見出され、60年からロータスでF1に参戦。
63、65年のワールドチャンピオンになった。
出来の悪いマシンでも速く走らせてしまうため、
「彼が乗るとマシンのセットアップが進まない。」
とまで言われた天才ドライバーである。
チャップマンと深い信頼関係を築き、
グランプリで乗ったマシンはすべてロータスだった。
68年、ドイツのホッケンハイムでF2レース中に事故死。
気さくで誠実な人柄で、誰からも愛された一生だった。
ポールポジション獲得通算33回は、
アイルトン・セナに破られるまでは歴代1位だった。