6月30日(日)、犬山市にて
「第5回伊賀流手裏剣打選手権大会」の東海地区予選が開催されました。
東海地区の予選は、愛知県犬山市にある「犬山忍術道場」で行なわれます。当日は、大人の方からお子さんまで老若男女、多数の方がエントリーされていらっしゃいました。特に今回は、若い女性の方からのエントリーも多く、その盛況ぶりが伺えます。
会場である「犬山忍術道場」の周辺は、中へ入れないほど見物のギャラリーに溢れかえっており、終始大盛況!
まにあ道取材班で、取材も兼ねて今年も参加させていただきました。以下、当日のレポートです。
競技は、初めに練習が1回。その後、本番が2回。
審判の方に一礼したあと、練習用の手裏剣が10枚手渡されます。本番前に、こちらを投げてウォーミングアップ。
公式ルールによれば、練習の際に投げる手裏剣の枚数は、基本的に自由。投げなくてもよし、5枚でも良し、10枚全て練習に使ってもよしです。
この競技の特徴は、終始集中力を使う競技であること。メンタル面が非常に反映されやすいです。
「緊張しがちな本番よりも、練習の方が高得点!」という方も多く、練習の時点で集中力が切れる方も多いのが特徴。そのくらい、本番で高得点を出すのは難しい競技です。
こちらは、本番中の写真。
本番では、まず審判の方に一礼し、九字を切ってから手裏剣を投げるのがルール。(忘れると、減点されます。)
九字とは、「臨兵闘者皆陣列存前(りんぴょうとうしゃかいじんれつざいぜん)」。これを唱えてから、審判の方から6枚の手裏剣を受け取ります。
受け取った手裏剣6枚のうち、投げるのは5枚まで。
最後の1枚は、「忍者としての護身用」ということで使ってはならず、本番では投げてはいけません。そのまま審判にお返しします。(6枚目を投げた場合、減点です。)
本番2回のうちの高得点の方が正式な点数となり、順位判定の基準になります。
総合得点は、「的に当たった点数+態度点(さきほどのルールを守れていたか否か)」で算出されます。
地区予選通過者は、全国の地区予選での結果が出た際に、皆の特典を合わせて判明するので
結果が分かるまでにはまだまだ時間がかかるようです。それまで、ドキドキしますね!
予選参加された皆さん、犬山忍術道場の皆さん、伊賀上野観光協会の皆さん、
当日は本当にお疲れ様でした、楽しい時間をありがとうございました!
今回の本選は、10月20日(日)、三重県の伊賀上野にて開催されます。
今年の栄冠は、誰の手に渡るのでしょうか?本選が待ち遠しいですね。