今リクガメでも人気の高い種類、ギリシャリクガメの冬眠についてです。
ギリシャリクガメは、同じ種類であってもとてもたくさんの亜種に分かれています。
地域ごとに、亜種を細かく分けると16種類にもなるといわれていますが、分類はさまざまです。
生息域もとても広く、亜種によって飼育環境、飼い方、冬眠できるかできないか全く異なるので、
特に冬眠については亜種ごとによく確認しておくことがとても大切です!!
どの亜種かは、販売先のペットショップで確認するケースがほとんどだと思います。
亜種があまりに多様すぎて、体の特徴のみで見分けられない場合も多いです・・・(;▽;)
どこのお国からやってきたのか、そして外見でどの亜種なのかはっきり分からないとき、
冬眠させるのはやめるべきとされています。普段の温度管理にも、注意が必要です。
そして、ギリシャリクガメを冬眠をさせる場合、もうひとつ気をつけることがあります!!
冬眠によって分泌される繁殖のためのホルモンの影響で、オスはとても凶暴になるもの
がいるので注意が必要です。
ギリシャの亜種で、日本のショップで取り扱いがある種をピックアップしていきます。
アラブギリシャリクガメ
亜種内で一番小型。成長しても15cm前後で最大甲長は20cm。
甲羅と体が白く、目がクリクリでとてもかわいく美しいので人気ナンバーワンです!
おそらくギリシャの中では、容姿で一番見分けがつきやすい亜種な気がします。
中近東の地中海周辺の国々(イスラエル、レバノン、ヨルダン、シリア)のような
温暖な乾燥した地域にいるので、亜種の中では最も寒さに弱いとされています。
大人のカメでも低温に弱く、日本の冬は乗り切れないため注意が必要です。
冬眠する習慣がない場合も多く、冬眠は不向き、もしくはさせないほうがよいと
されています。
ムーアギリシャリクガメ
亜種内でも、大きさ、カラー、生息環境がかなり違うので見分けがつきにくいです。
甲長10cm前後の小さなものから、30cm前後の大型のものまでいてここから
さらにまた細かい亜種へと分類が分かれるとしている学者さんもいます!!
ただ、とっても入手困難な種なのでムーアが売っていることは少ないです・・・。
売っていたとしてもものすごく高価な値段なので、すぐ分かるかと思います。
スペイン、ポルトガルに生息するものと、モロッコに生息するものに分かれます。
スペインのものは少し寒さに強く、乾燥よりはすこし湿度がある状態が好きです。
モロッコからのものは、体の色が明るくて小型で、アラブギリシャに似ています。
こちらは寒さに弱いので、アラブギリシャと同じく冬眠はできません。
アナムールギリシャリクガメ
大型の亜種で、最大甲長29cm。冬眠期間は短いか、地域によってはしません。
カメさんごとに調整が難しく、冬眠期間も短いのであまり冬眠には向いていません。
トルコギリシャリクガメ
ギリシャの中では一番大型で、最大甲長36cm。最も寒さに強い亜種です。
1~数ヶ月の間冬眠することができます。冬眠のリスクが最も少ない亜種です。
ギリシャリクガメの中で、冬眠できるとされるものは基本的にトルコギリシャです。
ほかの亜種は、生息環境の絞込みがうまくいかないと温度調整が難しいため
冬眠や冬場の環境を整えるのが難しくなってきます!!
まだ飼育環境に慣れていないカメさんや、自信がない方は保温飼育が一番安全です♪
ムリせず、上手に冬越ししてステキなカメライフを~~♪(≧▽≦)
Amazon.co.jp





ビバリウムガイド [雑誌]
幸せなリクガメの育て方
エミート2 セラミックヒーター
キョーリン リックゼリー