ネタ | ヨーロッパ旅行道場 | レジャー・アウトドア | まにあ道

ツアーを申し込む場合は、交通手段と宿泊がセットになっているので
単純にツアーに残席があるかどうかを気にすればＯＫです。
ただ、催行されるかどうかということは気にしなくてはなりません。

個人旅行で海外に行く場合は、交通手段と宿泊は
別々に予約することになります。
ここで気をつけなくてはならないのは、交通手段と宿泊のそれぞれに
繁忙期に当たっているかどうかを気にする必要があります。

一般的には、日本からの交通手段を先に予約するのがセオリーとされています。
なぜかというと、現地に行けないことには旅をする意味がないからです。

しかしSeaviewの場合は、飛行機の空席状況と宿泊状況を
同時に確認しながら予約を決断するといった方法をとっています。
なぜならヨーロッパの場合日本からの距離が遠いため、
現地に行ってから宿泊場所が見つからないというリスクを
できるだけ回避させる必要があるからです。

というのも、ヨーロッパでは見本市やイベントがある場合、
宿泊施設がどこも満室というケースが少なくないからです。
特に見本市関係では、１年前から予約を入れているのが常識なので、
よほどの直前キャンセルがない限り空室を見つけるのは至難のワザなのです。

Seaviewの経験では、ドイツ・ケルンで家具関係の見本市があったときに
ホテルを確保できなかったビジネスマンが
ユースホステルに宿泊するケースがあることを知りました。
予約なしで到着したスウェーデンのイェーテボリでホテルを探した時は、
サッカーのUEFA欧州選手権の決勝戦と重なっていたため、
ホテルを見つけることができず、やむを得ずたまたま空席があった
寝台列車のきっぷを確保して難を逃れたこともあります。

逆にギリシャのアテネ・パラリンピックの際には
ずっと満室だった超高級ホテルが、開催初日まで１週間を切った段階で
空室が大量に出て「空室処分大バーゲン」を行い、直前予約の結果
スイートルームに９割引近い破格の安さで宿泊した経験もあります。
この直前バーゲンのことを「Last Minute Deal」と呼びます。
ちなみにオンライン旅行サイトのラストミニッツドットコムの名前は、
実はここから来ているのです。

そんなわけで、旅行への決断は日本からヨーロッパへの空席情報と、
ヨーロッパ現地の空室状況及び室料状況を同時によく見極めてから
行うことを強くおすすめします。