意外に世界的に統一されていないものに、
日付の書き方があります。
日本では元号を用いた書き方が平成19年11月5日という形なので、
それにならって2007年11月5日という書き方が一般的です。
省略して書くと、2007/11/05という感じになります。
これをYYYY/MM/DDという表現の仕方をすることがあります。
この表現の仕方はアジア諸国では共通ですが、
アフリカでもこの表記をする国がみられます。
YはYearで年、MはMonthで月、DはDayで日を意味します。
ところが、ヨーロッパは逆になります。
05/11/2007となるのです。
つまり、DD/MM/YYYYという書き方になります。
さらにややこしいのがアメリカです。
11/05/2007という形になるのです!
MM/DD/YYYYということになります。
このように日付の書き方が違うことによって
トラブルが起きやすくなるため、
入国書類ではかならずYMDを使った表記で記入するようになっています。
よって、ヨーロッパではDD/MM/YYYYと入国書類に
わざわざ書いてあることが多いです。
では、パスポートに押される出入国スタンプはどうでしょう。
シェンゲン協定加盟国は統一したスタンプを使用しているため、
日付はDD/MM/YYYYとなっています。
しかし、シェンゲンができる以前は
「05 NOV 2007」という形で、月については数字を避けた国も多かったのです。
この書き方は日本を含むアジア諸国でも広く使われています。
ほんのちょっとしたことですが、違いを探すのもおもしろいですよ。