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ひとつの駅にふたつの駅名

◇評価 20ポイント
◇閲覧回数 6,711
◇登録日
2007年11月3日
Seaview
Seaview
道場主

Lv.48

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ヨーロッパにはひとつの国に2つ以上の
公用語が存在することがめずらしくありません。
そのため、同じ駅に言語別に違う名前がつくこともあります。

代表的なのはベルギーのブリュッセル地下鉄(写真・2枚とも)と
フィンランドのヘルシンキ地下鉄です。
(ヘルシンキ地下鉄の車両もメーカーが同じためか、
ブリュッセル地下鉄とよく似ている)

ベルギーにはフラマン語(オランダ語系)と
ワロン語(フランス語系)の2つが主要な公用語です。
この2つは地域によって分かれているため、
地名として混在することはまずありませんが、
唯一の例外が首都・ブリュッセルなのです。

ブリュッセルはフラマン語とワロン語の住民が混在しており、
その結果地下鉄の駅名が、同じ駅に2つの名前が付くこととなりました。
例えば、こんな感じになります。
<ワロン・フランス語><フラマン・オランダ語><意味>
Gare du Nord / Noordstation / 北駅
Parc / Park / 公園
Sainte-Catherine / Sint-Katelijne / セント・カトリーヌ
(注:人名で英語のキャサリン、フランス語のカトリーヌ、
チェコ語のカテジナ、スペイン語のカタリナはすべて同じ語源です!)

一方、フィンランドの場合、中南部のほとんどの都市名は
フィンランド語とスウェーデン語の両方の名前を持っています。
首都・ヘルシンキはフィンランド語での名前で、
スウェーデン語ではヘルシンフォールといいます。
第2の都市トゥルクはスウェーデン語ではオーボとなります。

ではヘルシンキ地下鉄の駅名ではどうなっているでしょうか?
<フィンランド語><スウェーデン語>
Kamppi / Kampen
Kalasatama / Fiskhamnen

ちなみに、その国ではひとつの名前でしかない地名が、
他の国では違う名前で呼ばれているケースが、
ヨーロッパではたくさん存在しています。
この件については、改めてご紹介しようと思っています。
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