オーストリアの首都・ウィーンというと「歴史的な街」「音楽の都」という
イメージが先に来るので、パリやロンドンほどメジャーではないようです。
以前、オーストリア航空のウィーン行きに関空から乗ったときには、
某旅行会社のツアーはウィーンが目的地の人は1組のカップル2人だけで、
あとの数十人はすべて乗り継ぎでパリやロンドン、フランクフルトに
向かっていたことがありました。
このカップルは「ウィーンは自分たちだけだから、何もないのかなぁ。」
と落ち込んだように話してきました。
でも私は「ウィーンほどアクティブで面白い街はないよ!」と言ったら、
2人は元気を取り戻しました。
ウィーンは地下鉄が非常に発達していて、
主な観光地へは簡単に行けるのです。
しかもウィーン地下鉄の一日乗車券は、ただの一日乗車券ではありません。
実は最初に刻印をしてから24時間有効なのです!!
従って、使い方によっては2日にまたがって使えるのです。
(例:土曜日の午後1時〜日曜日の午前11時といった具合)
地下鉄の他にバスやトラム(市電)にも乗れます。
ウィーンで有名なのはやはりシェーンブルン宮殿ですが、
他にも歴史的な建物は数多くあります。
ウィーン少年合唱団にウィーンフィルと音楽も充実。
チョコレートケーキの一種の「ザッハトルテ」、
ウィンナーコーヒーにウィーン風子牛のカツレツなど、グルメも満足です。
このあたりはガイドブックを見れば分かるので、詳細については省略します。
ところで、ウィーンには知る人ぞ知る、国際機関が集中する都市です。
核問題に関連したニュースでは必ず登場する
IAEA国際原子力機関の本部はここウィーンにあります。
さらに、石油価格に大きな影響力を持つ
OPEC石油輸出国機構の本部もまたウィーンにあるのです。
地味な印象があるウィーンですが、とにかく楽しみの多い街です。
オーストリアの公用語はドイツ語。ただちょっとなまりがあります。
ドイツ語を少し覚えて行けば、旅の楽しみも倍増することでしょう。
ちなみにウィーンのことを地元では「ヴィン」と発音します。
詳細はウィーン市役所観光局の
公式サイトをご覧ください。