山の上の雷ほど怖いものはないゾネ!
下界の雷と違って雷雲の中に進んでいるような状態だから上だけではなく下からも横からも雷が襲ってくる!
そこで雷がきた時はどうするべきか? 多くの入門書には雷の避け方としてこのようなことが記されている!
1 姿勢を低くしてやりすごす 傘をさしたりするのは危険
2 高い立ち木のすぐそばは危険(立ち木に落ちた雷が空中を伝 わって人体に到達することがある)
立ち木から3mくらい離れた ところが比較的安全
3 身に着けている金属をはずすのは無駄 少しでも低い所に隠れるこの3点については稜線上で雷に巻き込まれた場合こういった逃げ方をすべきという考え方は正しい
しかし本当にこんなことで回避できるのかというと 実は山の上の雷はそんなに甘いものではないゾネ!
雷の中に入ったら本当に生きた心地はしない それほど危険な場所に立ち入ったということ
だから「雷がきたらどうするか」ではなく「雷には近寄らない」ようにするのが正しい安全策なのだ
雷の発生には、大きくわけると前線の影響によるものと地面が熱せらえてできた積乱雲によるもの
それから これらの複合されたものの3種類となる
前線が出張ってきて雷が発生しやすくなってきたときには「雷注注意報」というのが出る
積乱雲によるものはあまり注意報は出ないのだが これは夏場の晴れた日の午後になると
やってくるという法則があるので覚えておくと良い
したがって これらの雷に近寄らないようにするには 雷注意報が出ているときには慎重に行動すること
それから夏はとくに「早出早着」を心がけるようにするのが安全だ
日の出とともに(場合によっては日の出前に)行動を開始して午後2時頃までに小屋に入るか下山するようなスケジュールで出かけるのが安全
さあ 正しい知識で楽しい登山を楽しんで欲しいゾネ!
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