ヨーロッパに行く時、電源を気にする日本人はたくさんいらっしゃいます。
自分が質問を受けた経験では、一番多いのはパソコンの電源、
二番目はビデオカメラの電源、三番目は携帯電話の電源でした。
国によって細かいところは異なりますが、
一般論としてヨーロッパの規格を説明します。
電圧は220Vが一般的です。(日本は100Vが基本)
イギリスは230Vですが、220V用のものでも、
その電気製品の寿命が若干縮まる程度で使うことができます。
これは電験三種の国家資格を持つ父の弁です。
周波数は東日本と同じ50Hzです。
次に電源との接続方法です。
携帯電話の場合は、電源プラグに変圧器(ACアダプタ)が
内蔵されているケースが多く、
単純に変換プラグをつけるだけでOKとなります。
もっとも、携帯電話の充電程度の消費電力では、
たいていのホテルに存在するシェーバー専用の電源で
日本と同じプラグのコンセントがついているので、
変換プラグも必要ない場合が多いです。
問題なのはビデオカメラやパソコン。
こちらは変圧器(ACアダプタ)が大きく、
電源プラグとの間は電源コードで結ばれています。
しかし、多くの場合このコードは100V規格になっているため、
単純に変換プラグで変換した場合、コードから出火する恐れがあります。
面倒でも、電源プラグからACアダプタまでのコードは
240V対応を別途買う必要があります。
なお、一部の製品ははじめから240V対応になっている場合もあるので、
念のためお手持ちの取扱説明書を確認するようにしましょう。