電車は自動車に比べて二酸化炭素排出量が少ないので環境にいいと言われています。では実際どのくらいいいのか検証してみましょう。
まず、人が乗らず車両本体だけを動かした場合、二酸化炭素排出量は、
電車 約300g-C/(車・km)※火力発電電力を使用
車 約64g-C/(車・km) ※10km/Lで計算
となります。
あれ?電車のほうが二酸化炭素を排出する量が多いですね。
しかし電車にはたくさんの人が乗ります。そこで差がついてくるわけです。
そこを考慮するとどうなるでしょうか。
添付の表のように
電車 約5g-C/(人・km)
車 約45g-C/(車・km)
と大きく逆転します。
乗員の多少で変わりますが、やはり電車が大方有利になります。
満員電車に乗るのは億劫ですが、なるべく公共交通機関を利用したいものです。