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HMVと日本ビクターの共通点

◇評価 10ポイント
◇閲覧回数 13,195
◇登録日
2008年9月12日
Seaview
Seaview
道場主

Lv.48

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2008年9月10日、日本ビクターの銀座ショールームが改装オープンし、
「Nipper's Ginza」という名前になりました。
ソフトバンクモバイルのCMでおなじみの
北海道犬「カイくん」もオープンに駆けつけたので、
ご存知の方も多いと思います。
(注:日本ビクターは2011年10月1日にケンウッドと合併したため、
このショールームも再度改装され、
JVCケンウッド丸の内ショールームとなりました。)

このカイくんと一緒に記念写真に納まった、
黒い耳を持つ白い犬が、
日本ビクターのマスコット犬で、
同社の商標だった「ニッパー」(Nipper)です。



このニッパーは、蓄音機に顔を向いた状態が商標となっています(写真)。
商標の絵には「His Master's Voice」(彼【=ニッパー】のご主人様の声)
というタイトルが付いていて、1899年にイギリスの画家である
フランシス・バラウド(Francis Barraud)によって描かれました。
(日本ビクターの公式サイトでは1889年とされているが、
Seaviewが調べた英語の各種文献では1899年となっている)



この犬「ニッパー」の種類はフォックステリア(Fox Terrier)です。
はじめにこの商標を使い始めたグラモフォン社はニッパーの功績を称え、
ロンドン近郊のキングストン・アポン・テムズ(Kingston upon Themes)
にお墓をつくりました。(ヒースロー空港より直通バス【写真】あり)

グラモフォン社はレコード会社です。
この「His Master's Voice」の商標はグラモフォン社の了解の下、
アメリカのビクター蓄音機会社も使用しました。
この両社の発展の過程で、His Master's Voiceの絵は、
世界中で使われるようになりました。
アメリカのビクターはのちにRCAとなります。
日本ビクターはもともとはRCAから生まれた会社で、
資本関係がなくなった後もそのまま商標として使い続けています。
日本ビクターが海外ではJVCの名前を使うのは、
そのあたりに理由があるようです。



その一方でイギリスのグラモフォン社は
同じイギリスのEMI社の一部となります。
しかしグラモフォン社が展開したレコード店名として使われていた
His Master's VoiceはHMVと略され、親しまれています(写真)。
HMVの本店は今もロンドンにあります。
現在はHMV Group PLCという会社になっていて、
日本にも店舗を展開しているので、ご存知の方も多いと思います。
但し、日本のHMVが大文字の表記に対し、
イギリスのhmvは小文字での表記に変わっています。

このようにHMVと日本ビクターは直接の関係はありませんが、
同じ商標を円満に共用している形になっているのです。
商標権をめぐるトラブルが多い中、ユニークな存在になっています。

なお、日本ビクターが運営していたニッパーショップは、
2011年11月30日での閉鎖が決まりました。
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