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ゼニガメ(クサガメ)の飼い方 〜飼育方法 餌・水換え・日光浴の基本〜

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◇登録日
2013年7月16日
まゆみん
まゆみん
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カメ初心者さんでも大丈夫な、ゼニガメ(クサガメ)さんの飼育の基本です。
餌やりや水換え、日光浴のさせ方など、毎日のお世話とともに基本的な飼い方をご紹介します。







●ゼニガメってどんな亀?


「ゼニガメ」とは、クサガメという名前のカメさんの幼体(赤ちゃん)のことを指します。

ペットショップやホームセンターで、よくミドリガメとともに販売されていてなじみ深い種類です。
アメリカ産のミドリガメとは違い、ゼニガメ(クサガメ)はもともと日本に生息しているカメです。
おもに公園や神社などにある池や、流れの緩やかな川などに生息し、身近な場所にいます。

おだやかな性格で、ペットとしてもなじみ深く、人によく慣れてくれるカメさんでもあります。

ホームセンターなどで見かける子ガメはとても小さく、だいたい5cm前後しかありませんが、
成長するとオスは15〜20cm、メスはその倍近くの25〜30cmほどまで大きく成長します。




●飼育に必要なものは?


クサガメさんは川や池で生活していますが、水中と陸の両方を行き来して生活しています。
水中にいて泳いでいるイメージが強いカメさんですが、日中になると陸に上がり「甲羅干し」
をしています。そのため、飼育するときは「水場」と「陸場」の両方が必ず必要です。

まずは水槽を用意し、「自由に泳ぎ回れる水場」・「しっかり甲羅干しができる陸場」の両方を
作れるようなものが必要です。以下のものを準備して、カメさんの飼育環境を準備しましょう。


・水槽(プラケース)
ガラス水槽、プラケース、トロ船、衣装ケースを改造したり、様々なものを水槽として使えます。
子ガメを飼うときは、いきなり大きな水槽で飼い始めるよりもまずは小型のものがおすすめです。
小さいうちは30cm水槽や飼育セットなどで飼い始め、成長したら大きい水槽へお引越しします。

水槽の広さの目安・・・甲長10cmのカメで、60×30×30(cm)水槽ほどの広さが必要。
(甲長15〜25cmくらいまで成長するので、大きくなったときのことも前もって考えておきます。)

・日光浴の陸場
水の中だけでなく、水から上がって日光浴(甲羅干し)をするので、必ず陸場が必要になります。
カメさんが足をかけて登ることができる安定したもので、乾きやすい素材のものがおすすめです。
砂利を盛り上げて陸場を作ったり、レンガや大きめの石、市販の「カメの浮島」などが良いです。

・カメの餌
クサガメは雑食性です。ホームセンターなどで売っている市販の「カメのえさ」をメインで与えます。
市販のえさには、カルシウム・ビタミンD・ビタミンAなど、カメに必要な栄養分が含まれています。


・バスキングライト
室内で飼っていて、直接カメさんを日光浴させることができない場合に必ず必要になる道具です。
日光浴のための陸場に照射して、体を乾かして温まることのできる場所「ホットスポット」を作ります。

・ヒーター
子ガメは、とても寒さに弱いです。水温が下がると餌を消化できなくなり、食欲がなくなります。
水温の適温は20〜25℃前後。水温が20℃を切ると食べた餌を消化できなくなってしまいます。
秋〜冬の寒い時期は、カメ専用の「水中ヒーター」が必要です。(成長すると丈夫になります。)




●ゼニガメの飼い方は?


ゼニガメ(クサガメ)の飼い方についてです。毎日のお世話の基本は、おもにこの3つ。
日光浴、餌やり、水換え(掃除)をしっかり行なうことが、カメさんを上手に育てるコツです。




1、日光浴をさせる


カメはほぼ毎日陸に上がり日光浴をしますが、日光浴には以下の3つの役割があります。

体をあたためる・・・太陽の熱で体をあたためて、餌を消化・吸収して活動しやすくします。
ビタミンD3を作る・・・紫外線に当たることで、カルシウムの消化吸収に必要なビタミンD3を作ります。
皮膚病を予防・・・皮膚や甲羅を乾かすことで、皮膚病を予防したり、体にコケが生えるのを防ぎます。


日光浴は、カメの成長や体の健康を守るためには欠かせません。

なるべく毎日、午前中の1〜3時間ほどカメを水槽ごと外へ出して自然光に当てるようにします。
水槽内で、「太陽光が当たっている場所」と、「日陰になる涼しい場所」の両方を作りますが、
一番大切なのは、水槽全体に直射日光を当てないようにすることです。全体に直射日光が
当たってしまうと、日中はあっという間に水槽内の温度が上がってしまいます。逃げ場のない
カメはそのまま熱中症になってしまうため、注意が必要です。必ず逃げ場の日陰を作ります。

マンションなどで飼っていて日光浴ができない場合は、カメ用の「バスキングライト」を使います。


詳しくはこちら → 日光浴に必要なライトについて



2、餌の与え方



餌は、日中の暖かいときに与えます。子ガメは一日2〜3回、大きくなったら一日1回が目安です。


クサガメは、雑食性。ホームセンターなどで売っている市販の「カメのえさ」をメインで与えます。
市販の餌には、カルシウム・ビタミンD・ビタミンAなどのカメに必要な栄養分が含まれているため
カメのえさをメインで与えつつ、栄養バランスも考えて他の食べ物も少しづつ与えていきます。

「カメのえさ」を中心に与えつつ、栄養バランスを考えてときどき他の食べ物も与えると良いです。


動物質のもの・・・湯がいた鶏のささみ、レバー、昆虫、ミミズ、乾燥川エビなど。
植物質のもの・・・水草、野菜(にんじん・小松菜など)、果物(りんご・バナナなど)。


補助食で最もおすすめなのは、「乾燥川エビ」。甲羅の成長に必要なカルシウムを補給できます。
ホームセンターなどにあるカメ用の乾燥川エビは、塩分がなくカルシウムが豊富でおすすめです。




3、水換え・掃除

カメはおもに水中で生活し、水中で餌を食べたり排泄もしています。毎日ものすごく水を汚します。
また、カメは水槽の水をそのまま飲み水として飲みながら生活をしています。キレイな水でないと
水を飲まなくなるので、カメが脱水症状になってしまうことも。汚れた水は皮膚病など病気の原因
になるので、こまめに掃除や水換えが必要です。

水換えは、できるだけ毎日必要です。 最低でも、3日に1度は水槽の掃除と水換えが必要です。

水換えは、水を一度にすべて交換します。汚れた水をすべて捨て、キレイな水に交換をします。
新しく換える水は、バケツなどに一日汲み置きをしてカルキを抜いて常温にしたお水を使います。
まだ小さい子ガメは、水換えの時の水温の温度差でダメージを受けてしまうこともあるため注意。
ある程度成長して環境に慣れてしまえば、そのまま水道水を使っても大丈夫になってきますが
家に来てまもない子ガメは、まだ体力がありません。汲み置きした水を使ってあげると安心です。



小さいゼニガメですが、上手に飼えばとても人になつき、丈夫で何年も長生きをしてくれます。
飼うときは、大きくなっても最後まで愛情を持って飼育ができるかよく考えて飼うことが大切です。

もしゼニガメ(クサガメ)を飼うことになったら、一体どんな毎日を送ることになるのか知りたい!
という方には、田中美穂さんの「亀のひみつ」という本がおすすめです。カメのかわいさ、面白さ、
素晴らしさがよく分かる一冊です。ステキなカメライフを〜。 マニアーナ!まゆみんでした。



解説者  まにあ道 専属タレント まゆみん

マニアーナ!公式ブログ :http://ameblo.jp/maniana-mayumin/
マニアーナ!公式Twitterhttp://twitter.com/maniana_mayumin



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