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こんな写真撮ってみようシリーズ『夜景』


多くの方が撮影してみたいけど、上手くいかないと言われるシュチエーションが『夜景』のような気がします。夜景はイルミネーションと比べて必勝法がちょっと無い感じです。無論有効な手が無いわけではないので、しっかりとご紹介します。

■前提として
まずちょっとした前提ですが　（ＳＳ→シャッタースピード）
『ＳＳが遅ければ手ブレが発生し、ＳＳが速ければ発光を捕らえきれない』
という相反することを成し遂げなければいけません。

では左下の写真を見てください。道路の車のヘッドライトが完全に繋がっています。ＳＳが３秒で撮影しています。３秒のＳＳは手持ち撮影では無理ですので、三脚などで対策が必要です。感度も低い感度１６０ですので、黒いビルなどにもノイズが乗ってきていません。

次に下の写真を見てください。一見とても綺麗です。これは上記とはまったく違ったアプローチです。感度を上げ『光りを拾う』手法です。感度２５００で1/30秒。手持ち撮影で撮影してみました。三脚などを使わないのでお手軽な撮影方法と言えます。反面ノイズが少々発生します。



■いいところを組み合わせ
今度は下のを見てください。上記２つのいいとこをあわせたハイブリット撮影です。ＳＳは１秒。ＩＳＯ１６０ということで、ビルの質感を極限まで出しています。ＳＳ１秒は手持ちでは殆ど無理ですが、何十回もチャレンジするとたまに当たりがでます。


■総括として
まとめると、ＳＳとＩＳＯ感度の割合で、手持ちの撮影ができるか？ということになります。理想を言えば、低い感度で、ＳＳを稼ぐなのですが、矛盾する話ですので、そこの折衷となります。『三脚などで固定し、レリーズボタンで押す』ことが出来ればそれが必勝法ともいえます。

画質重視→低感度で低速ＳＳ
撮影重視→高感度で高速ＳＳ

となります。最後にストロボ（内蔵も外付けも含む）は絶対に使用してはいけません。必ず設定で発光禁止にしておいてください。夜景は綺麗に撮影できれば本当に感動的な写真になります。是非チャレンジしてみてください。