1985年の阪神リーグ優勝の際に興奮したファンに投げ込まれ、
行方不明となっていた「ケンタッキーフライドチキン道頓堀店」(現在は閉店)の
看板人形「カーネル・サンダース」が2009年3月10日、
投げ込まれた場所から約180m下流の同じ道頓川「新戎橋」付近で見つかった。
水辺工事作業中の工事関係者が発見した。
阪神ファンの間で、日本一になれない原因として
24年間語られてきた“カーネル人形ののろい”が、ようやく解けるときが来た!!
24年もの年月を経て発見されたカーネルおじさんは、
川底1mの泥の中から、まるで焼け焦げたように黒く変色した姿で“救出”された。
第一発見者は、大阪市による水辺工事の磁気探査作業を
行っていた現場責任者。
探査機が障害物に当たったため、「ドラム缶か何かかな?」と
クレーンで引き揚げたところ、よもやのあのカーネルおじさん。
24年間、ダイバーによる捜索や市の川底清掃、
「探偵!ナイトスクープ」も総力を挙げて捜索したが、
発見されなかっただけに、今回の“救出劇”はまさに奇跡だった。
翌11日、上半身が沈んでいた戎橋の西約200m周辺にダイバーが潜ると、
間もなく下半身と右手が見つかり、引き揚げられた。
下半身は両足とも靴がなくなっていた。眼鏡や左手も行方不明のままだ。
一方、今後の人形の「身の振り方」には早くも、様々な提案が飛び出している。
阪神タイガースの南信男球団社長は
「(来年球場の外野スタンドに新設される)『甲子園歴史館(仮称)』で
展示することも検討したい」と言い、真弓明信監督も「阪神が日本一に
なっていないのを、“呪い”だけの責任にはできないが、
これだけ話題になるんだから、人形は甲子園に持って来てもらわなアカンでしょう」。
ただ、そもそも、人形は誰のものなのか。
大阪府警によると、河川の管理権に基づき、現段階では所有権は大阪市にある。
しかし、同市は、この日、拾得物として南署に届けるという。
その場合、ケンタッキー側が受け取りにくれば、引き渡される見通しだ。
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