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差し歯いろいろ7種類

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2017年6月17日
oreenn
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Q 前歯を差し歯にします。どの材料がお勧めですか。
 A 差し歯とは、歯根が残っている状態に土台を立てて補強し、かぶせ物を作ることを指します。見た目上、天然歯の部分は残りませんので、好きな色や形態に仕上げることが可能とも言えます 。
 このような特徴を踏まえると、保険か自費かで一番悩むのが前歯だと思います。保険で一般的なのは、ベースに金属を使って表面にレジン(プラスチック)を張りつけた(1)硬質レジン前装冠 です。丈夫なのがメリットではありますが、表面がプラスチックなので着色しやすく、使っているうちに金属との境目が目立つため自然感を出すのは難しいです。ベースに使っている金属や、土台 に使っている銀合金の腐食で黒ずみの原因にもなりますし、歯根との間に隙間を作り、むし歯になるケースも多いです。 歯科ハンドピース用 カートリッジ
 その他、レジン100%の(2)硬質レジンジャケット冠もありますが、かみ合わせによっては強度に不安がありますし、変色します。プラスチック自体が汚れを吸着するので歯周病や臭いの原 因にもなります。
自費の場合、金属のベースの上にセラミックを張りつけた(3)メタルボンドクラウンがかつては一般的でした。保険対応の前装冠に比べると審美的ではあるものの、やはり裏側から金属が見える 点や、歯肉が下がると境目が目立つ場合があるため、廃れつつあります。金属の価格が時代と共に上がり、患者さんに提供する値段を上げざるを得ないため、コストの面でも厳しくなったというの が理由のひとつでもあります。アマルガムミキサー
 金属の代わりに使われるようになったのが、スペースシャトルの外壁にも使われる硬い素材で、変形せず、さびることもないジルコニアです。差し歯に使われるのは(4)フルジルコニアと(5 )ジルコニアボンドがあります。フルジルコニアは丈夫で割れませんが、色がやや人工的で不自然。硬すぎるため、調整をきっちりしなければ、かみ合わせの歯を傷める危険性もあります。
 機能的にも審美的にも、いま一番出ているのはジルコニアボンドです。ジルコニアをベースに、表面にセラミックを張りつけるので、天然歯に近いかみ合わせと色が作れます。
 その他セラミック100%の(6)オールセラミッククラウンは、透明感があって非常に審美的ですが、縦の力に弱く、かみ合わせによっては割れることがあります。プラスチックとセラミック を配合した(7)ハイブリッドクラウンは、プラスチック部分があるので経年劣化します。適度な軟らかさがあるため、顎への負担は少ないというメリットもあるようです。
こちらに載せたのは代表的なものだけで、さらに細かい種類を提供している医院もあります。最初は保険対応で…とおっしゃる方もいますが、何度もやりかえると外す度に歯質を削り、歯根に少な からずダメージを与えます。よく考え、慎重に選択して下さい。

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