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不調のキアヌ・リーブス“復活作は『ジョン・ウィック』 続編も決定!

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◇登録日
2015年10月21日
esjeen
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映画ライター・山縣みどりさんの映画評。今回は、キアヌ・リーブス主演の『ジョン・ウィック』です。
*  *  *
公園のベンチでサンドイッチをパクつく姿をパパラッチされた2010年以来、「ぼっち」ぶりに注目が集まるキアヌ・リーブス。
ちなみにアメリカでは“サッド・キアヌ”って呼ばれてます。リッチなセレブが孤独なのが意外だったのか、はたまた哀しげな表情が同情心を誘ったのか? 「ぼっち」姿フィギュアはバカ売れするわ、「ぼっち」理由を羅列する事情通は登場するわ、スマホのアプリにも使われちゃうわ。もともと業界人とつるまないし、日本では立ち食いそばやラーメン店にもふらりと入っちゃう庶民感覚の俳優と知るファンには意外な注目度UPだったけれど、これもひとえに俳優活動が不調なせい? 
確かに『マトリックス』シリーズでAリスト俳優になったけれど、続く出演作は大ヒットとは言いがたい。監督作『ファイティング・タイガー』も「公開されたの?」くらいに地味な評価で……。でも、心配しないで! ついにイケてるキアヌが帰ってきた!
今回キアヌが演じるのは、元暗殺者ジョン。愛する女性と出会って裏稼業から足を洗ったものの、彼女が不治の病で他界。絶望感に叩きのめされた彼の元にやってきたのが、愛妻からの最後の贈り物である子犬デイジー。「あなたには愛するものが必要よ」というメッセージに涙をこぼすキアヌ、じゃなかったジョンが切ない。全然関係ないけど、ハンサム&子犬はキラー・コンテンツとうっとり。なのに、可愛いデイジーがロシアン・マフィアのバカ息子に殺害されてしまう!?
愛する存在を立て続けに奪われたジョンの切れっぷりが鬼気迫る。凄腕暗殺者の設定なので、銃器だけでなく、フルコンタクト接近戦でも次々と敵の命を奪っていく。演じるキアヌの体当たりアクションは目を見張るほど。はっきり言って、タフさとハードボイルドさではキアヌ史上最強。50歳を越えてのこの頑張りこそ役者の本懐でしょうね。すごいよ、眼福だよ。
監督は『300』などでスタントマンとして活躍したチャド・スタエルスキで、キアヌとは『ハートブルー』で彼のボディダブルを担当して以来の友人。泥くさくガチンコなアクション演出からも互いへの信頼が感じられる。彼はまた暗殺者ソサエティの存在といったディテールまでしっかりと作り込んでいて、独創的な世界観を持つ才人なのも一目瞭然。
キアヌを取り巻く役者陣も通好みがズラリ。ジョンのメンターだった同業者マーカス役でウィレム・デフォーが渋く登場したかと思うと、暗殺者業界の帝王役でイアン・マクシェーンが本当に一瞬だけ姿を見せる。愛妻を演じるブリジット・モイナハンも、ジョンが回想する病床シーンと彼が繰り返し見るスマホのビデオ映像に登場するだけで、クレジットを見るまで「もしや彼女?」と思うだけ。なんて贅沢! そうそう、絵に描いたようなバカ息子はTVドラマ『ゲームオブスローンズ 第五章』のシオン役で世界中から嫌われているアルフィー・アレンで、犬殺しの汚名が加わった本作で憎まれ役路線に拍車がかかった。
暴力的な人間じゃなくてもジョンの行動に賛同し、邪悪な人間が抹殺されるのに爽快感を感じまくりの101分。続編製作決定で面白さは保証済み。見逃したらもったいない!
◇監督/チャド・スタエルスキ 出演/キアヌ・リーブス、ミカエル・ニクヴィスト、アルフィー・アレン、ウィレム・デフォー、イアン・マクシェーンほか 10月16日よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国公開。
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