『海にかかる霧』は4月17日より開業する都内最大級のシネマコンプレックス、TOHOシネマズ 新宿のオープニング作品にも決定。その日、霧の立ちこめる海の上で何が起こったのか。思いもよらない事態が連続する海上の“事件”を、まずはここから目撃してみて。
本作は、2001年に実際に韓国で起こった「テチャン号事件」『
海にかかる霧 DVD』をベースにした舞台「海霧(ヘム)」を、ポン・ジュノが映画化。メガホンを託された『殺人の追憶』の脚本家シム・ソンボは、不況にあえぐ貧しい漁船の乗組員たちの想像を絶する実話を初監督とは思えない力強い演出で描き出し、極限状態の人間の本質に迫っていく。
主演は、ナ・ホンジン監督の『チェイサー』(09)や『哀しき獣』(10)、アジアンスター総出演の『10人の泥棒たち』(12)など、数々の作品でその鬼気迫る演技力と圧倒的な存在感を放ってきた、名実ともに韓国を代表する俳優キム・ユンソク。
韓国映画 海にかかる霧 DVD
2001年に実際に起こった「テチョン号事件」を元にした舞台「海霧(ヘム)」を映画化。中国からの密航者たちを韓国に運ぶことになった漁船のなかで起こる船員と密航者たちの間の悲劇と、愛と憎しみが複雑に絡み合う人間関係をサスペンスフルに描く。
韓国映画 DVD
不況下にあえぐ漁村。今日もチョンジン号は、一発逆転の大漁を夢見て沖に出たが叶わない。追い詰められた船長のチョルジュは、中国からの密航者を乗船させるという闇ルートの仕事を引き受けてしまう。沖合で密航船と合流し、密航者たちをチョンジン号に乗り換えさせて陸へ運ぶ―簡単に見えた計画は、海上警察の捜査や突然の天候悪化に阻まれ、思いもよらぬ事態に陥って行く。海に霧がかかる時、大漁を夢見ていた船員たちの運命の歯車が狂い始める...。
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