今回は、世界を股にかける旅人のためのワールドタイムウォッチを3点ご紹介いたします。
一つの時計で世界の主要都市の時刻を瞬時に把握できるワールドタイムウォッチの中から、厳選した3本をピックアップし、徹底解説します。
ぜひ最後までお楽しみください。
ワールドタイムウォッチとは、複数の主要都市名が記された都市ディスクと、時刻を表示する24時間ディスクを特徴とする時計です。
リューズやプッシュボタンの簡単な操作で、任意の都市の現在時刻を瞬時に読み取ることができます。
世界中の時刻やカレンダーを表示させることができる便利な機能で、旅先の外国などで、その国や地域の時刻に切り替える必要のあるときに大変重宝します。
まずは一本目。
この時計の最大の魅力は、同時に37ものタイムゾーンを表示できるワールドタイム機能です。
回転ディスク上に各都市が配置されており、6時位置の矢印で現在の都市を確認できます。
ケースサイドのプッシュボタンではなく、リューズ操作のみで変更できるのも特徴です。
さらにストラップにもプラチナが編み込まれており、プラチナ好きにはたまらない一本です。
裏蓋はシースルーバックとなっており、綺麗なムーブメントを覗き込むことができます。
特に目を惹くのは、22Kのローターに施された繊細なギョーシェ彫りです。
職人の卓越した技術が光るこの装飾は、ムーブメントの動きと相まって、時計に命が吹き込まれたかのような美しさを奏でます。
続いてご紹介するのはこちら。
24都市の時刻表示のワールドタイムに加え、パーペチュアルカレンダー、ムーンフェイズ機能を備えたゴージャスな一本。
操作性にも優れており、右側のリューズでゼンマイの巻き上げ、長針短針、24時間表示の調整を行い、左側のリューズは都市の変更に特化しています。
さらに、ケースサイドに配置されたプッシュボタンにより、4時位置でムーンフェイズ、7時位置で曜日のみ、10時位置で月、曜日、日付を同時に、そして11時位置で月のみをそれぞれ独立して操作できるため、各機能を直感的に、そしてスムーズに調整することが可能です。
文字盤は4段階に分けて奥行きがあるため、情報量が多いにもかかわらずそれぞれの読み取りが容易になっています。
ドットインデックスと針に夜光が施されており、夜間の視認性も問題ありません。
この時計は、ワールドタイム機能に加えてクロノグラフも搭載しており、その特徴的なデザインと機能性が際立っています。
特に注目すべきは、リューズに取り付けられた「圧縮キー」と呼ばれるコックです。これを回転させることで、高い防水性能が確保されており、実用性にも優れています。
秒針は従来の針ではなく、6時位置の赤と白のディスクがその役割を担っており、斬新で面白い視覚的なアクセントになっています。
クロノグラフ機能としては、30分積算計と12時間積算計が備わっており、時間の計測も正確に行うことができます。
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