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いつも見ているから当然のことのように思いますが、
実はボウリングのピンは昔から10本だったわけじゃないんです。

その昔、ボウリングのピンの数は様々な数で遊ばれていました。
それの数を統一したのが、かの有名な宗教家マルチン・ルター。

彼はばらばらだったピンの数や並べ方を９本をダイヤ型に並べる「ナインピンズ」というルールを作り出します。
ここからボウリングルールの基礎が出来上がってくるわけです。
これが16世紀初めのお話。

でも、９本って今より少なくない？
確かにそうです。10本になったのはそれからもう少し後のこと。

17世紀に多くの清教徒がアメリカに移住し始めます。
渡来先のアメリカでもボウリングは広がりをみせました。
そこで10本のルールが開始されました。
10本のルールの方が面白いだろうと。


また、一説には、当時アメリカではボウリングはギャンブルのひとつとして使用されることが多かったため、
法律で禁止されることとなってしまったのですが、
法律を逆手にとり、9本でなく10本でのプレイだったら法律に触れないだろうと考えた人がいて、
正三角形に並べる10本に変わって楽しまれたといわれています。

本当なのでしょうか・・・・


ちなみに9本のナインピンズは「ヨーロッパ式」と呼ばれます。