参戦コスト高騰が問題視され、予算削減が最重要課題となっているF1界ですが、
2010年シーズンから「予算キップ制」が導入されることが、世界モータースポーツ評議会(WMSC)の会合が開かれ、発表されました。
内容は、
チーム運営にかかる総出費を3000万ドルに抑えることに同意したチームは、
以下の技術的な利益を与えられる。
・ より空力効果のあるアンダーボディ(ただし標準)
・ 可動式ウイング
・ 回転数の制限や開発凍結を受けないエンジン
2012年までは既存ルールで戦うことも了承されます。
この制度を確実にするために、FIAは既存ルールで戦うチームとの有利・不利が出ないよう自由度の調整をはかる権利を有します。
この事により、F1への参入の壁が低くなることに加え、既存のチームも折からの不況による財政難を回避できるようになることを願います。