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幻の源氏物語写本を発見!

◇評価 31ポイント
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◇登録日
2008年7月22日
うるとらわん
うるとらわん
道場主

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源氏物語の写本の一つで、
約70年間行方不明だった幻の「大沢本」が見つかった。

源氏物語千年紀の今年、姿を現した「大沢本」は、
源氏物語研究に新たな道筋を開く可能性に満ちている。

何より注目すべきは、これまでの研究では非主流だった「別本」と
呼ばれる写本が54帖中、28帖もあることだ。

源氏物語は、紫式部の自筆原稿が残っていない。
必要に応じ、書き写すことにより読み継がれてきた。
だから、筆写を重ねるうちに相違点も積み重なっていく。

源氏物語の写本についてまとめてみた。

〈青表紙本(大島本)〉
紫式部から約200年後の鎌倉初期、歌人の藤原定家が、さまざまな写本の中から
54帖をまとめたもの。表紙の色からそう呼ばれ、4帖が現存する。
私たちが目にする源氏物語の多くは「大島本」をもとにしている。

〈河内本〉
鎌倉中期に源光行父子が校訂したもの。室町中期まで広く読まれたが、
定家の名声の高まりとともに廃れた。

〈陽明文庫本〉
大島、河内の両系統に属さず、これまで「別本」と呼ばれてきた写本群が
ある。陽明文庫本はその代表。源氏物語の最古の注釈書「源氏釈(しやく)」
(平安末期)と近似し、古い表現が残り、平安期の源氏物語に迫る手がかりと
なる。

大沢本の系統別内訳は、青表紙本系統が22帖、河内本系統4帖、
別本28帖となっている。

「源氏物語の研究は、これまでの概念にとらわれず、文献学に基づいて本文を
読み込み、洗いざらい初めからやり直さなければならない時期に来ている」
と話す学者もいる。

---「大沢本」とは、---
奈良にあった旧家・大沢家に伝わった源氏物語で、
明治40年、古典学者の小杉榲邨(すぎむら)が美術品として鑑定し、
学界に紹介した。昭和14、15年には国文学者の池田亀鑑が調査・報告したが、
以後行方不明となり“幻の写本”となっていた。

関連ネタ→〈源氏物語、男性執筆説に「?」〉
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