8月29、30日のヤッサをもって活動休止のお知らせがありました。とても寂しいです。
「ガッツだぜ!!」「バンザイ〜好きでよかった〜」などのヒット曲で知られる4人組 ロックバンド「ウルフルズ」が、活動を休止することが8日、分かった。今年3月にメンバーが話し合い、決断した。8月29、30日に大阪万博記念公園で行う恒例の野外イベント「ヤッサ」が、ラストライブになる。
ウルフルズの4人は活動休止に至った思いを率直に明かした。
「なぜ活動休止かというと簡単で、ウルフルズは疲れてるなって思ったから。次に何をやろうかと考えても、うまくひらめかないし、体も動かないんです」(トータス松本、42)
バンド活動に違和感を覚え始めたのは06年頃。「経験値は長いからウルフルズ的なものを見せることはできた。ただ、それが果たして本当のウルフルズなのかという思いはあった」(トータス)。07年1月にワーナーミュージック・ジャパンに移籍したのも、心機一転してバンドを立て直そうという思いからだった。「前向きな気持ちで悪戦苦闘してた。何とかしようとね」(ウルフルケイスケ、44)
同年にシングル3枚を立て続けにリリース。年末にはアルバムもリリースし、昨年の結成20周年イヤーに突入したが、バンド自体の体力は元に戻らなかったようだ。今年3月に行ったファンクラブツアー終了後にメンバーでミーティング。「うやむやにしていてもあかん、と結論を出した」(トータス)
解散ではなく活動休止という形を選んだのは、「具体的なイメージはまだないけど、可能性は残しておこう」(ウルフルケイスケ)という思いから。サンコンJr.(38)は「この4人でまた音を出そうっていうときに(グループが)なくなってたらさみしい」と話した。
ウルフルズとしては10日に都内で行うラストフリーライブと31日のロック・イン・ジャパン・フェスティバル、そして8月の「ヤッサ」の計4ステージを残すのみ。9月から初のソロツアーに出るトータス以外のメンバーの活動は未定だ。
大阪で産声を上げてから21年目の夏。明るいサウンドとナニワの芸人魂でファンに元気を与え続けてきた4人組は、ひとまずその活動にピリオドを打つ。