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歯が抜ける一番の原因――歯周病とは?

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2019年12月4日

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歯が抜けるのは年をとったから? そうではありません。その原因の多くは、歯周病です。成人の90%以上の人に歯周病が見られます。中高年では歯を失う一番の原因です。
歯周病は、歯と歯肉とのあいだにプラーク(歯垢)が蓄積し、歯周病菌が増殖することで起こる、細菌感染症です。歯周病菌は歯と歯肉のあいだの組織に炎症を起こします。組織は徐々に破壊されて行き、歯周ポケットから膿が出るようになります。さらに進行すると、歯を支えている骨(歯槽骨)の破壊が進み、ついには歯が抜けてしまう恐ろしい病気です。<o:p></o:p>

ハンドピース

全身の健康管理のためにも、歯周病の早期治療を<o:p></o:p>

歯周病は単に口の中だけの病気ではなく、全身の健康と大いにかかわる病気でもあるのです。歯周病を予防し、もしかかってしまっても早期発見・早期治療でなおすことが、全身の健康管理のためにも大変重要です。歯周病はむし歯と違って、重症にならなければこれといった症状がありません。これが治療を困難にしている原因です。ポケットが67mmまで深くなった状態で来院されても、元通りに完治するのは難しく、歯肉が痩せてしまったり、後遺症が残ります。ポケットが35mmのころまでが、完治が望める治療のターゲットです。歯周病は、膿が出たり痛みが出るときはもう重症です。そうなる前、ほとんど自覚症状のないうちに治療をはじめるべきなのです。<o:p></o:p>

歯周病治療はプラークコントロールから<o:p></o:p>

1.自宅でできる基本のケア<o:p></o:p>

歯周病治療のカギはプラークコントロール、そして基本は患者さんご自身による毎日のブラッシングです。歯科衛生士が貴方に合ったブラッシング方法を、マンツーマンでご指導いたします。<o:p></o:p>

使いやすい歯ブラシを選ぶ
歯ブラシは歯と歯肉の境目に沿って、細かく動かす
歯科医・歯科衛生士の指導を受けて、自分に合った正しい歯みがきの方法をマスター
歯間ブラシやデンタルフロスなどの補助清掃用具を活用<o:p></o:p>

歯科レントゲン

2.歯科医院での治療・ケア<o:p></o:p>

歯肉炎が進んでしまった場合は、できるだけ早く歯科医院を受診してください。細菌のかたまりであるプラーク(歯垢)は、付着後時間が経って古くなるほどに毒性を強め、歯面上に強固なネバネバ物質(バイオフィルム)を作り出し歯肉に炎症を起こします。歯周病の治療においては、このこびりついたバイオフィルムを徹底的に除去し、再生させないようにすることが大切です。<o:p></o:p>

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