サンゴの白化現象とは、サンゴが何らかのストレスを受けると、サンゴの体内から褐虫藻が逃げ出してしまい、サンゴが白く脱色したようになる現象です。褐虫藻を失ったサンゴは、光合成が出来なくなって栄養不足になり、白化が長時間に及ぶと死滅してしまうことも多くあります。(WWF引用)
ストレスの多くは、台風の影響や海水温度の上昇が原因をいわれています。
沖縄県石垣島・白保では、1998年には海水温度上昇により大規模な白化現象が確認され、多くのサンゴが死亡しました。
今年2007年は、海水温度30℃を超えた時間が7月末での計測で、なんと例年の4倍にもなり1998年に次ぐ被害が出ました。
サンゴ礁は沿岸の土地を海の侵食から守ってくれます。
また、サンゴ礁がある豊かな海では、多くの魚が獲れ、またさまざまな生態系を育んでくれます。
しかしこの美しいサンゴはデリケートで簡単に壊れてしまうのです。
ここに人間の生活が関わっていることを忘れてはいけません。
参考資料:
WWFジャパンサンゴ礁保護研究センター