トップスタークォン・サンウと演出家キム・ドフンがタッグを組み放送前から話題を集めていた同ドラマは、比較的低い視聴率でスタートを切った。 過度に視聴率を意識したせいか、ストーリーは方向性を失い、キャラクターも中途半端で終わってしまった。
だが、このような悪条件でもクォン・サンウは最後までドラマを守り俳優として成熟した姿を見せた。
セリフも多く落ち度も多かった『
メディカルトップチーム DVD』は12日に放送終了を迎えた。解体の危機に陥った医療チームは復活し、2組のカップルが愛を確認して終わった。
今回の作品は総合病院同士の協力という異色の題材で既存の医学ドラマと差別化をはかり、天才的才能を持ちながらも傷つきやすい医師パク・テシン(クォン・サンウ)の成長していく姿を描くことで期待を集めた。
事実、脚本どおりに作られるドラマは珍しいと言える。視聴率がそのまま放送に影響するドラマの特性上、視聴者の意見は無視できないからだ。特に『メディカルトップチーム』はその点で苦労した。最も大きな打撃を受けたのは主演を演じたクォン・サンウだったはずだ。
だがクォン・サンウは、迷走するパク・テシンのキャラクターを的確につかみ、力強い外面と傷ついた内面を持つ役どころをスムーズに表現した。
放送終了後クォン・サンウは「簡単な道のりではなかったが、パク・テシンの役に没頭しようと努力し最善を尽くした。テシンという新しいキャラクターに出会って楽しく仕事をすることができたことに感謝する」と感想を伝えた。
クォン・サンウは今年、2つのドラマで視聴者に出会った。スクリーンを主に活動してきたこれまでとは違った歩みを見せた。SBSドラマ『
野王 DVD』で1人2役を演じ好評を受けたし『メディカルトップチーム』では初めて医師役に挑戦した。
クォン・サンウはこれら作品を通じて全く異なるキャラクターを消化し、俳優として一段階成長した。これが『メディカルトップチーム』は不発に終わったが、俳優クォン・サンウとしては成功した理由だ。
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