デザインなどをめぐって不評続出の「平城遷都1300年祭」の
マスコットキャラクターについて、奈良県などでつくる事業協会は15日、
愛称を「
せんとくん」に決定したと発表した。
愛称の公募には14539件が寄せられ、
漢字やカタカナなども含め「せんと」(遷都)が337件でもっとも多かった。
事業協会は、キャラクターをデザインした東京芸術大の彫刻家、籔内佐斗司教授ら
5人の愛称選定委員会を設置し、選考を進めていた。
「せんとくん」をめぐっては、デザインが公表された後から
「イベントのキャラクターとしてはふさわしくない」
「生理的に受け付けない」など、厳しい批判の意見が寄せられていた。
同協会によると、応募内容の一部には
「誹謗中傷と思える名前も含まれていた」という。
応募総数について同協会は
「予想を上回り、結果的に認知が進んだ」と評価したものの、
デザインに不評の声も多いことには「単純に良かったとはいえない」と
複雑な心境をのぞかせていた。
【4月15日16時14分配信 産経新聞より参照】