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Vシリーズは、企業向けストレージ「iStorage」におけるオールフラッシュSANストレージの新製品。NVMe SSDの搭載によって処理性能が向上しており、既存の「Mシリーズ」で採用しているSAS SSDと比べ、処理時間を最大約88%短縮可能になったという。ホストインターフェイスは、最大32Gbpsのファイバチャネル(FC)と、10GbpsのiSCSIに対応する。
また、Mシリーズにも搭載されているデータ圧縮機能に加えて重複排除機能を搭載したことで、VDI環境において最大約98%のデータ容量削減を実現するなど、ストレージ容量の効率的な運用に対応し、コストパフォーマンスの向上を実現する。
あわせて、ストレージ筐体間でのデータ二重化機能や、1台のストレージを複数の仮想的なストレージとして管理するパーティショニング機能、外部ストレージを接続し、Vシリーズの容量として操作可能にする機能なども利用できる。
こうした機能によって、例えば、VDIなどの仮想化環境ではコストの効率化に貢献する一方、AIを使ったビッグデータのリアルタイム分析や大規模データベースの利用などにおいては、高負荷システムのスムーズな運用を支援するとのことで、NECでは、ストレージ容量の効率的な運用を行えるとアピールした。
ラインアップとしては、価格を抑えたエントリー製品「V100」と、CPUやキャッシュ、iSCSI/FCポート数が増加した高性能モデルの「V300」が提供され、それぞれについて、暗号化/非暗号化の両モデルを用意する。なお、Mシリーズではドライブの暗号化機能を利用していたが、Vシリーズではストレージのコントローラによって暗号化制御を行える。
価格(税別)は、V100の非暗号化モデルが475万円から、暗号化モデルが515万円から。V300は、非暗号化モデルが1000万円から、暗号化モデルが1126万円から。
なお今回は同時に、仮想化環境の導入時/更新時に利用できる無料のサービス「仮想化アセスメントサービス」も発表された。このサービスでは、サーバーの構成情報と性能情報を自動収集してリソース使用状況の解析やグラフ化を行い、利用企業の規模にあった構成を提案することにより、仮想環境の最適化をサポートするとしている。
詳細については、公式Webサイトをご覧ください:www.note-pc.co
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