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イギリスの入国審査官を納得させるには?

◇評価 30ポイント
◇閲覧回数 32,922
◇登録日
2008年7月14日
Seaview
Seaview
道場主

Lv.48

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イギリスでの入国拒否の事例は増える一方です。
このことは芸能人やアーチストも例外ではなく、
イギリスでの公演で招へいされていた日本人アーチストが
入国拒否にあって1晩留置された上で、
翌日の便で強制送還されるという事例もあります。
また日本人以外でも有名人が入国拒否されている人は、
ネットで検索すればたくさん出て来るような状態です。

この状況を解決する方法はただ一つ。
目的を正確に申告し、それを証明することができるようにすることです。
Seaviewはイギリスに26回入国していますが、その経験を元に、
ケース別にアドバイスいたします!

★団体ツアーによる観光で行く場合
この場合は必ず添乗員の指示に従ってください。
また、ツアーのバッジは必ず身につけてください。
団体での観光ツアーであることは入国審査官もきちんと理解しています。
なお、団体でないのにツアーバッジをつけても無意味ですので念のため。

★個人による観光で行く場合
パスポートと入国カードだけで簡単に入れるとは思わないでください。
最近は短期の滞在であることを証明するものを求められることが多くなりました。
少なくとも帰りの航空券(Eチケット控えも可)と宿泊先のホテルの
予約確認書(オンライン予約の確認書をプリントアウトしたものでも可)を
必ず持参して提示できるようにしてください。

★語学研修や短期留学する場合
エントリークリアランスを持たずに語学研修や短期留学をする場合は、
語学学校等の入学確認書や現地での生活費用を負担できることを
証明するもの(トラベラーズチェックなども可)、
さらに帰りの航空券(Eチケット控えも可)も提示するようにしてください。
詳細については日本での留学斡旋業者や現地の語学学校等の指示に従ってください。

イギリスには日本のような「再入国許可」の制度がありません。
一度イギリスを出国すると、改めて入国審査を受けることになります。
エントリークリアランスを持たない状態で、
イギリス滞在中に他のヨーロッパ諸国を週末に旅行するなど、
何度も出入国を繰り返すことは、まず不可能であると考えてください。
これをしたがために、入国拒否に遭って強制送還された事例がたくさんあります。
この件につきましては、在英国日本大使館からも注意喚起がなされています。
http://www.uk.emb-japan.go.jp/jp/ryoji/18/18_06_16shugaku.html

なお、観光目的で入国した後、現地で語学学校を探して
入学することはできませんので、くれぐれもご注意ください。
詳細は別ネタ「ビザなしのイギリス長期滞在にはご用心」を参照してください。
http://www.maniado.jp/community/neta.php?NETA_ID=1059

ビザは事前に大使館・総領事館で申請して初めて発給を受けるものです。
入国時にもらえるのは入国許可・滞在許可であり、ビザではありません。
この点を間違えている人が多いので、くれぐれもご注意ください。
イギリスにおいてビザに相当する「エントリークリアランス」や
「レジデンスパーミット」に関しては、別ネタにて改めてご紹介します。
http://www.maniado.jp/community/neta.php?NETA_ID=1599

最後に一つだけ警告しておきます。
質問サイトに出されている回答には、いい加減な素人知識で
書き込んでいる例が少なくありません。
シェンゲン協定とEU加盟国の区別や、入国審査と税関の区別すら
できていない状態で書き込んでいる人までいる始末です。
イギリスをはじめとしたヨーロッパは厳格な契約社会であり、
日本のような「あいまいさ」はありませんので要注意です。


そのうえに「ウソを言えばいい」「ごまかせばいい」という意見さえあります。
これは法令違反となり、発覚した場合は取り返しがつかないことになります。
ルールは必ず守ってください。
Seaviewからの一生のお願いです!!

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